この冬、高島市内に新居を構えたお施主様ご夫婦にお話をうかがいました。
職場の方から「この工務店いいよ、仕事も丁寧だし」と話を聞き、まずはご主人が一人で大こく工務店を訪ねて来られました。
そのときの志村の対応が好印象だったらしく、その次には奥様と二人でお越しくださり、そこから具体的に話が進んでいきました。
𝄃 きっかけは、地元・高島市への想い
ご夫婦は当時、大津市に住まわれていましたが、二人とも出身は高島市。いずれは故郷に戻り、そこで新居を構えたいとの想いがありました。
しかし、すでに大津で戸建てに住んでいたこともあり、「この家が売れたら高島に引っ越そう」とご夫婦で話し合っていたそうです。
その矢先、大津の家の売却が決まり、ご家族は高島へ転居。奥様のおじいさまから譲り受けた土地で、人生二度目の家づくりがスタートします。
「新居が完成するまでは、このすぐ近くのアパートに住んでいました」と、奥様。
一刻も早くアパートを出たい思いはあったものの、当時、奥様はフルタイムでお仕事されていたこともあり、家づくりの計画はゆっくりと時間をかけて進んでいきました。 出会いから完成までに要した月日は、なんと2年。
「志村さんが、私たちのペースで進めてくれたので」と、ご夫婦は笑顔で話します。
𝄃 代表・志村の誠実な人柄が決め手に
他社と比較する中で、なぜ大こく工務店に決めたのかと理由をお聞きすると、
「志村さんがとにかく親切で、親身になって話を聞いてくれたので。こちらが質問したことにも、いつもその場で答えをくれましたし…」
大津で家を建てたときは担当者が営業マンだったこともあり、こちらからの問いかけに即答できず“持ち帰り”も多かったといいます。
さらに「急かされることなく、1つひとつ着実に進めていくスタイルも自分たちのペースに合っていた」と話すご夫婦に対し、
「ぼくも普段は現場で仕事をして、終わってから図面を描いたりするもので。ゆっくりと時間をかけてというのが、ちょうどよかったんです」
と、志村が応えます。
𝄃 ご夫婦にとっていちばん大切なもの
そして、お二人が大こく工務店を選んだもうひとつの理由。
他社の提案には、ご夫婦が何より重視していた要望が反映されていませんでした。提示した予算額では、それを叶えるだけの面積を確保できなかったのです。
「だけど、大こく工務店さんの提案では、私たちの要望がしっかりと満たされていました。同じ予算で」と、奥様。
もちろん、単なる金額の問題ではなく、「なんとかして叶えてあげたい」という志村の想いもあったでしょう。
そんな、ご夫婦がいちばん大切に思っていたもの。それは「家族がそれぞれの時間を大切にできる空間」でした。
夫婦の個室は絶対条件。
「ぼくは音楽を聴いたり、映画を観たり」と、ご主人が言うと、奥様も負けじと「私は読書とか、あと資格の勉強もしたいので 落ち着いた環境が欲しかったんです。みんなが寝静まってから、ひとりでコーヒーを飲みながら音楽を聴いたりするのも好きですし」と、個室の重要性を語ります。
独立した和室は、来客をもてなす空間として。そして、年を取ってからものんびりくつろげる場所として。
サンルームも、共働きのご夫婦にとっては必要不可欠でした。
𝄃 随所に光る、ご夫婦のこだわり
もちろん、こだわったのは個室だけではありません。
LDKには、どこにいても子どもたちの様子がわかる工夫が施されています。
キッチンを中心としたレイアウトで、家事をしながらでもダイニングテーブルで宿題をする様子、リビングで遊ぶ様子、ピアノの練習をする様子、洗面所で手を洗ったり着替えたりする様子など、子どもたちの動きが一目で分かるようになっています。
キッチンに隣接するピアノ室は、奥様のお気に入りの場所。「夜、ストレス解消に思い切りピアノを弾くんです」と、カラッとした笑顔を見せる奥様。
置かれているピアノは、奥様のおじいさまがお母さまのために購入したもの。それを、今は奥様と息子さんが弾いています。
ところが、お気に入りの場所についてうかがったところ、ご夫婦の口から真っ先に出てきたのは、意外にも「トイレ」でした。
一枚板のカウンター天板は「いつでも買えるものではないんです」と、志村。
「タイミングが合わなければ、置いてない。あっても、切り出したばかりのものではダメ。しっかり乾燥したものでないと」と、先ほどまでの穏やかな表情から一転、大工らしい顔をのぞかせます。
買ってきた2,500mmの大きな板を、「どこに手を置くか」「どう見せるか」を考えながら角度を決め、カットしていきます。
信楽焼の手洗い器は、ご夫婦で買いに行き施主支給したもの。「大こく工務店さんの施工事例を見て、いいなと思って」と、奥様。
このトイレに入ると、ご夫婦とも心がホッと落ち着くのだそうです。
𝄃 計画中も、建てたあともノンストレス
内装はご主人好みの暗めの色と、奥様の好む明るい色の間をとってグレージュで統一。
広い玄関、土間収納。以前住んでいた家では靴にカビが生えてしまったからと、空気が滞留しないよう扉は設けませんでした。
カーポートから直通の勝手口は、この土間収納に続いています。
「欲を言えば、勝手口にも自動施錠機能が欲しかったですね」と、ご主人。
「メーカーにも要望は出してるんですけどね」と、志村。
そんなささやかな不満を笑顔で語るご主人の様子からも、新居での暮らしを心から満足している様子が垣間見えます。
改めて「大こく工務店の魅力」について尋ねてみると、
「個々のペースに合わせて、寄り添ってくれるところ。そのおかげで、働きながらでもストレスなく家づくりを進められました」
「時間をかけただけあって、住んでいてもまったくストレスを感じません」
と、ご夫婦。
志村も「ぼくも、楽しくやらせていただきました」と、これまでの時間を笑顔で振り返ります。
お施主様のお話からは、地元・高島市での暮らし、新居での暮らしに対する満足感があふれていました。
これからも、ご家族で過ごす時間、そして個々の時間を大切に。日々の暮らしを存分に満喫してください。